みなさんはフランス語にどんなイメージをお持ちですか?
「単語も文法も英語とは全く違う」「なんとなく難しそう」など、少し取っつきにくいイメージがある方もいるのではないでしょうか。
ですが、フランス語と英語には多くの共通点があります。歴史的に深いかかわりがあり、7,500語ものフランス語の現代英語に伝わっています。
また、フランス語として使われている英語も多くあり、日常会話でもよくに耳にします。
英語は中学・高校で学び、なんとなくでも馴染みがある方が多いかと思います。
それを逆手にとって、英語と関連付けながらフランス語を学ぶことで、抵抗なく語彙を覚えていけると思います。
それでは、フランス語と英語の共通する語彙を紹介していきます!
フランス語として使う英語
日常会話でもフランス語として使われる英語が多くあります。
<名詞>
日常会話編
le weekend 週末
「Qu’est-ce que vous faites ce weekend ?」
今週末は何をしますか?
フランス語で「fin de semaine」とも言えますがあまり自然ではなく、le weekendが主に使われています。
table テーブル
「Je pose le verre sur la table.」
グラスを机に置きます。
sandwich サンドイッチ
「Je mange un sandwich au petit-déjeuner.」
朝食にサンドイッチを食べます。
smartphone スマホ
「J’ai un nouveau smartphone.」
新しいスマホを持っています。
他にも、
le football サッカー
le basket バスケットボール
le baseball 野球
「En France, beaucoup de garçons font du football.」
フランスではサッカーをやっている少年が多いです。
SNS編
un like いいね
un post ポスト、投稿
→ 「Mon dernier post a reçu beaucoup de likes.」
最後の投稿は沢山の「いいね!」を得ました。
仕事編
un job 仕事、バイト
→ 「Quand j’étais étudiant, je faisais des petits jobs.」
大学生の頃、複数のアルバイトをやりました。
un meeting ミーティング
→ 「J’ai 3 meetings aujourd’hui.」
今日はミーティングが三つあります。
<形容詞>
Important 重要な
英語の「important」とスペルが同じです。
Différent 異なる
英語の「different」と似ています。
<動詞>
Analyser (分析する)
英語の「analyze」と似ています。
Voyager (旅行する)
英語の「voyage」と似ています。
フランス語の動詞になった英語
次に、英語の名詞をアレンジして動詞として使われている言葉を紹介します。
これらの言葉は、フランス語として使いやすいようにフランス語の第一グループの動詞の活用に合わせて変化します。
un buzz バイラル → buzzer バイラル(話題)になる
「Cette news a bien buzzé sur les réseaux sociaux.」
このニュースはすごく話題になりました。
un check チェック、確認 → checker チェックする、確認する
「J’ai checké le planning des meetings de la semaine.」
今週のスケジュールを確認しました。
なぜフランス語と英語は共通する単語が多いのでしょうか?
フランス語と英語が似ている理由には、歴史的な背景があります。
フランス語を話すノルマンディーのウィリアム1世が、イギリス王位に就いたのがきっかけです。
11世紀半ば、当時のイングランド王ハロルドが北方ノルウェー方面で戦っている隙をついて、
ノルマンディー公ウィリアムがイングランドを攻め込みました。そしてイングランドの王になりました。これはノルマン・コンクエストと呼ばれます。
ウィリアム1世はフランス語が母語だったため、上流階級を中心に、イングランドでフランス語が広がるきっかけになったのです。
1066年から15世紀頃までに約1万語のフランス語の語彙が中英語に取り入れられ、そのうち7500語が現代英語に伝わっています。
フランス語+英語で出来た英単語
それでは、最後にフランス語と英語が合体してできた英単語を紹介します!
フランス語と英語の関りの強さがわかると思います。
Beautiful → Beauty(仏)+ Ful(英)美しい
Faithless → Faith(仏)+ Less(英)不誠実な
まとめ
いかがでしたでしょうか?
英語と共通している単語もあるとわかると、少しフランス語の壁が低くなりませんか?
ノルマン・コンクエストがきっかけで英語がフランス語の単語になったり、反対にフランス語が英語の単語になったりと、関わり合っています。
フランス語の文章にあまりに多くの英単語を混ぜすぎるのは避け、今日紹介した単語をはじめ、少しずつ会話で使ってみてください!
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